・基本的なサーブの打ち方
・サーブの種類とそれぞれの違い
目次
基本的なサーブの種類
ポイントの開始の合図ともいえるサービスは、すべてのプレイヤーが誰にも邪魔されることなく自分のペースで打てる唯一のプレイです
そのことから、サービスゲームのほうが有利であるとされていますね!
まずは、そのサービスの基本についておさらいしましょう(^^♪
威力のあるサーブが打てる「オーバーサーブ」
多くのプレイヤーがファーストサーブで使っているところを見かけますよね
野球のピッチャーのオーバースローのフォームと似ているので、実際にこのサーブを打つときもボールを投げるときをイメージするといいですよ!
とくに”肘“から先に腕を振り下ろすように意識するようにしましょう
また、レシーブのポジションは基本的に利き手側を広く開ける傾向があるため、相手の利き手側に角度をつけて打ち込むとエースを取れる確率が高いんです
上から角度をつけやすいオーバーサーブは、ノータッチエースを取れる可能性も秘めているんです!
ただし、スピードやコースが甘いと逆に痛い目を見る可能性が高くなるので、リスクも高いんですけども、、、
変則的なプレーにも使える「カットサーブ」
筋力に依存することなく打てるため、小中学生のセカンドサーブで多く見かけますよね
他にもスピードが遅いことを利用して、ダブル前衛のプレイヤーが陣形を整えるためにも使ったり、
ボールがUFOみたいになるくらい回転量を上げることで、サービスエースだけではなく相手の打ち損じを誘ったりと
用途がいろいろとあるのが特徴ですね!
オーバーサーブとカットサーブの種類
威力のあるサーブを打てる「フラットサーブ」
スピード | コントロール | 難易度 |
---|---|---|
◎ | △ | 中 |
威力のあるスピードサーブを打ちたいのなら間違いなく”フラットサーブ“一択ですよね
男子の選手で使用率が高く、ある程度パワーのある人のフラットサーブがまともに打たれれば、簡単には返球することができません
ぼくの知り合いに身長が180cmを超える巨人族がいるのですが
彼の欠点として、構えているときにサーブを打つコースを凝視するクセがあるんですよ
なので、打たれるコース自体はバレバレなんですけども、、、
彼が本気で打ち込んでくると、コースが分かっていても返すだけで精一杯だったりします(-_-;)
高身長ってずるい!!!
ぼくは165cmしか身長がないので、鋭角にコースを突くことが難しいんですけど
それでも威力のあるサーブが打てるので、相手のバック側に打ち込めば次のチャンスにつなげることもできます
ただし、コースやスピードが中途半端になると簡単にカウンターを打たれてしまうことが注意ですね
もっと威力を求めるあなたは次の記事がおすすめです!
安定性を高めたいひと向けの「リバースサーブ」
スピード | コントロール | 難易度 |
---|---|---|
△ | ◎ | 低 |
今回紹介するサーブの中で唯一ウェスタングリップで打つサーブです
シュート回転したサーブで、まだスピードサーブを打てないジュニアの選手や女子選手で多く使われているサーブになります
なぜかというと・・・
相手のバック側にサーブを打ちやすいからです
右利きの選手が多いため、空中で利き手側に曲がっていくこのサーブは相手のバック側に打ちやすいんですよね
そのため、純粋なスピードで有利を取りづらい選手が相手から攻められづらく、チャンスを作るために使われているんですね
鋭いコースを狙える「スライスサーブ」
スピード | コントロール | 難易度 |
---|---|---|
○ | ○ | 中 |
リバースサーブとは逆回転のサーブです
もう一つリバースサーブとの違いは、基本的にイースタングリップで打つということです!
テニスを始めて間もないころは、イースタングリップにも慣れていないため、その握り方に慣れるためにも、まずはフラットサーブではなくこのスライスサーブを練習することが多いですね
リバースサーブよりはスピードを出しやすく、引っ張り方向に対して角度をつけやすいというメリットもあります!
キックサーブ(ツイストサーブ)
スピード | コントロール | 難易度 |
---|---|---|
○ | ○ | 中 |
スライスサーブとよく似たサーブなのですが、スライスサーブと違ってドライブ気味の回転がかかっている特徴があります
人工芝のオムニコートやクレイコードではこの特徴を発揮しづらいのですが、ハードコードなどでこのサーブは真価を発揮します!
このサーブの最も大きな特徴としては、バウンドした後に打ち手の利き手側に跳ねることです!
同じ利き手同士が対戦すれば、レシーバーの顔や胸に向かってバウンドして、逆の利き手が対戦相手であれば、レシーバーから逃げていくようにバウンドします!
相手の打ち損じを狙える「ショルダーカットサーブ」
スピード | コントロール | 難易度 |
---|---|---|
× | ○ | 中 |
バック回転がかかっているサーブになります
カットサーブには軌道とバウンドが低い特徴があり、
ショルダーカットはバック回転がかかっているため、バウンド後に左右に変化することはありません
ただし、その分よりバウンド後の軌道も低くなりやすいという特徴があります
また、バウンド後も低い軌道であるためレシーバーも打ち損じやすく、カットサーブに慣れていない相手からは多くのチャンスボールを招くことができますよ!
変則的な変化をする「アンダーカットサーブ」
スピード | コントロール | 難易度 |
---|---|---|
× | ○ | 中 |
ショルダーカットサーブと違って横回転がかかっているサーブです
軌道とバウンドが低い特徴はショルダーカットと同じなのですが、バウンド後に打ち手の利き手方向に跳ねるという特徴もあります
ただし、カットサーブは基本的にサービスエースを取るためのサーブではないため「低く跳ねる」という特徴の方が重要視されることが多いです
ショルダーカットとアンダーカットのどっちを使えばいいの?と思っている人は、自分自身が打ちやすい方でいいでしょう
まとめ
今回は、オーバーサーブ4種類とカットサーブ2種類の計6種類のサーブを紹介しました
オムニコートなのかハードコートなのかで活躍できるサーブも違うため、複数のサーブを使いこなせると戦術の幅も広がるでしょう