・セカンドレシーブで攻めるコツ
・セカンドレシーブが重要な理由
あなたはセカンドレシーブで確実に攻めていますか?
勝ち上がっているプレイヤーに共通しているポイントの一つとして、
セカンドレシーブに容赦がない
というものがあります
この記事を読んであなたもセカンドのレシーブを容赦なく攻められるようになりましょう
目次
セカンドレシーブが重要な理由
・打つ機会が多い
・相手までの距離が短い
・サーブのつぎに自分のテンポで打ちやすい
セカンドレシーブがどのくらい重要なのかをあらためて理解していきましょう!
打つ機会が多い
勝ち上がっているひとほどファーストサーブの確率が高くなるとはいえ、ファーストサーブの確率が100%のひとはいないといっていいでしょう
高くても70%ほどで、多くのひとは50%もいかないひとがほとんどでしょう
そんな中セカンドレシーブで確実に攻め込むことができれば、レシーブのたびに50%超の確率で自分が有利に立ち回れる場面ができるということです
このことを強く実感したのが大学2年生の春休みのよく晴れた日に行った練習試合のときなのですが
その日は関東3部の大学との練習試合でした
関東の大学では、3部以上だと強豪として扱われるようになります
ぼくが通っていた大学は残念ながら3部以上の大学ではなかったのですが、その日は運よく格上の大学と練習試合を行うことができました
その大学と練習試合をして、普段の試合との違いを感じたのは、やはり少しでも甘くなったセカンドレシーブでの容赦のない打ち込みでした
そのときは、ファーストサーブをミスしたあとに感じる緊張感が普段とは全く違いました・・・
こちらがセカンドサーブになったときは、
(つぎはどんなえぐいレシーブが来るんだろう・・・)
と、こんなことばかり考えていました・・・
セカンドレシーブの完成度が高いと相手にこれだけのプレッシャーを与えられるのだと改めて感じた瞬間でした
相手までの距離が短い
チャンスボールといえばどんなボールを思い浮かべますか?
・前衛の正面へのゆるいボール
・浅くて高い軌道のボール
etc…
いろいろとあるかと思いますが、それぞれの共通点としては「相手コートまでの距離が短い」ことがあると思います
つまり、相手コートまでの距離が近いセカンドサーブは間違いなく、チャンスボールの一つなのです
そのチャンスボールを攻め込まないのは、前衛がスマッシュを無難に相手後衛の正面に返球することと同じだと思っています
サーブのつぎに自分のテンポで打ちやすい
セカンドレシーブってそこまで速くないし、パターンもそんなにないですよね?
ひとによって少しクセはあるかもしれませんが、いろんなバリエーションのセカンドサーブを打てるひとってなかなかいませんよね
つまり、タイミングを合わせやすくて好きなコースに打ちやすいんです
これだけでもセカンドレシーブを練習する価値があると思いませんか?
セカンドレシーブで攻めるたった1つのコツ
最高打点で打ち込むために普段よりも半歩まえに踏み込む
セカンドレシーブで打ち込むことが苦手な人の特徴は、ボールの打点が低いことです
この特徴の選手は、基本的にボールが来るのを待つ傾向にあります
ただ「高い打点でボールを打つ」ように意識するだけでなく、自分からボールを打ちに行くことを意識しましょう
あなたが普段からボールを待つようなタイプであれば、少しライジング気味になっても構いません
普段よりも半歩~一歩まえに踏み込みましょう
セカンドレシーブで打ち込みたいコース
では、セカンドレシーブはどこに打つのが一番いいのでしょうか?
正直どのコースでも、精度が高ければ相手からしたら脅威ではあるのですが、それぞれのコースの特徴を抑えておきましょう!
まずは、下の表を見てください
この表は相手後衛がサーブを打つときを想定したときの表になります
クロス | センター | パッシング | |
---|---|---|---|
リターンエース | △ | △ | 〇 |
チャンスボールにつながる | △ | 〇 | × |
難易度 | 低 | 中 | 高 |
どのコースも一長一短ですよね・・・
試合の展開次第でどれも正解にも不正解にもなるのですが、それぞれのコースについてどのような違いがあるのかを見ていきましょう
クロス
3つのコースの中では一番難易度が低い無難なコースとなります
そして、3つのコースの中でも一番奥が深いコースでもあります
あなたは、「クロス」というとどこに打つことをイメージしますか?
選択肢としては、
・後衛の正面
・後衛が外に追い出されるほどのワイド
・少し回り込むくらいの正面(相手が右利きであれば左足へのレシーブ)
ざっとこの3つだと思います
・ワイドへ打てば
〇エースをとる可能性が高くなる
×甘くなればカウンターを打たれる
・正面へ打てば
〇自分の前衛がポーチに出やすい
×カウンターを打たれやすい
・すこし回り込むくらいのところに打てば
〇自分の前衛がポーチに出やすい or チャンスボールにつながる可能性が高い
×回り込んだ勢いでカウンターを打たれやすい
それぞれ場面によって使い分けていきたいですよね
センター
レシーブに限らず、打つとチャンスボールにもっともつながりやすいコースがセンターですよね
大学2年のときに練習試合した3部の強豪の人たちは、セカンドレシーブではだいたいセンターに打ち込んでいました
ある程度勝ち上がるひとたちの中では、チャンスボールはとりあえずセンターに打つことが無難な選択になっていますよね
パッシング
さいごは、もっともリスクが高いコースであるパッシングです
決まれば1発で得点することができる魅力があるコースではありますが、相手前衛に取られれば、逆に1発で失点してしまう可能性も高いコースでもあります
ただし、パッシングの使い方は、1発で得点することだけではありません
パッシングを打つことで、相手へのけん制にもなるんです
相手がパッシングを意識することで、他のコースが取られる可能性が低くなります
とはいえ、多用することはあまりおすすめしません
やはり、一度警戒されれば決まりにくいコースでもありますし、せっかくのチャンスボールなのに失点するリスクは無視できませんよね・・・
それでも、より決まる可能性を高めたいのであれば、ライジングと組み合わせて打つのがおすすめですよ
まとめ
いかがでしたか?
セカンドレシーブは試合中に頻出するチャンスボールなので、ぜひ打ち込めるようにしていきたいですよね
大切なコツは「普段よりも半歩まえに踏み込むこと」だけなので、そこまで難易度は高くないはずです
あとは、使いどころを判断できるように、ひたすら経験を積み重ねていきましょう!