ストローク

ソフトテニスの試合を動かす中ロブの打ち方

この記事でわかること

・中ロブのメリットとデメリット

・中ロブの打ち方

 

あなたは試合中はどんなときにロブを打っていますか?

よく使われる場面としては

・試合の展開を変えたいとき

・相手の強い打球をしのぎたいとき

のように「守り」寄りのイメージがありますよね

 

じつは相手からポイントを取りに行くための「攻撃的な」ロブも存在するのです!

 

今回は、一般的にイメージされるロブよりも攻撃的な「中ロブ」と呼ばれているショットについて解説していきます

攻めの場面で使える中ロブを身につけて、プレーの幅を広げていこう!

中ロブを打てるとなにがいいの?

中ロブを打つと試合が有利になるんだね!
たしかに試合の幅は広がるけど、中ロブを打つときに気を付けたい部分も意識しておこうね

中ロブを打つメリット

まずは中ロブのメリットを理解しておこう

得点に直接つなげることができる

やはり一番のメリットは、決まれば得点できる可能性が高い点になります

また、中ロブを打つときにライジングショットと組み合わせることで、得点できる可能性も上げることができます

相手前衛がポーチボレーをしにくくなる

え!?中ロブでポーチボレーの対策もできるの?

中ロブで得点できることで、相手としてはその中ロブを警戒しなければいけなくなってしまいます

そのため、結果的に自分のストロークに対してポーチボレーをさせなくすることができるのです

相手が中ロブを警戒しているスキにどんどん打ち込んでいくことがポイント

 

自分よりもラリー戦がつよい後衛相手にも有利に立ち回れるようになる

ぼくが試合に中ロブを使うようになったのが、高校2年生のクリスマスとクリスマスイブに開催された西日本の団体戦の大会からでした

 

その日はとくに寒く、雪がちらついていたのですが、たまたま会場が室内であったため、風もなくてテニス自体は結構やりやすかったのを覚えています

そんな中、決勝戦まで勝ち進むことができたのですが、決勝戦の相手が大阪の強豪上宮高校でした、、、

全国大会常連というよりも、全国大会のトップ常連という強豪の中の強豪だったので、「さすがに負けたとしても監督から怒られることもないだろう」という安心感から中ロブを積極的に使っていきました

対戦相手は当時の上宮高校の2番手のペアで、

当然ぼくなんかよりも高いストローク力を持っていたため、ラリー戦で打ち勝つことはできませんでしたが

そこで中ロブを混ぜてみると、試合展開に変化が生まれて少しずつ有利になっていったのです

バコーン!バコーン!、、、

とラリー戦が続く中

シュッ

っと相手前衛の頭上を通過する中ロブを打つ

こんな感じの展開が何度か繰り返されました

すると、最初はどうやって勝てばいいのかわからなかった相手でしたが、どんどん差が縮まってきて

ついには勝ってしまいました、、、

まさか中ロブで試合の幅が広がるとここまで違いがでるなんて、、、

という気持ちでした

中ロブはラリー戦が続く中で使うとより強力になる

中ロブを打つときに注意するポイント

じゃあこれからはどんどん中ロブを打っていこうかな!
ちょっとまって!そのまえに中ロブを打つときの注意点も覚えておこう

 

中ロブを打つときに気をつけたいところは、

相手前衛が警戒しているときは簡単に取られやすい

ことです

 

中ロブは、ラリー戦をより有利にするためのスパイスのようなものだと思っておいてください

あまり頼りすぎると、それを起点に試合がくずれてしまうなんてことも起こってしまいます、、、

相手前衛がネットから離れているときは、そのスキにどんどんシュートボールを打ち込んでいこう!

中ロブを打つときのコツ

中ロブのメリットとか使いどころはわかってきたけど、どうやって打てばいいの?

高い弾道のシュートボールをイメージして打つ

中ロブを打つときに一番意識したい考え方としては

高い弾道のシュートボールを打つ

このことをイメージしてみましょう!

 

「ロブを打つ」というイメージよりも、相手前衛が手を伸ばしても届かない高さに向かってシュートボールを打ってみましょう

 

ぼく自身が中ロブを打てるようになったきっかけとしては、

これまでとにかく深いシュートボールを打つようにイメージしていたところを、ボールの軌道の高さについても意識しはじめたことで打てるようになってきました

 

元々ボールをつかむような感覚で打っていたため、もしかしたら同じように「ボールを掴む」感覚で打っている人は、早く習得できるかもしれません

まとめ

いかがでしたか?

中ロブを試合中にうまく使えるようになると、さらに1段階上のプレイヤーになることができるので、ぜひ練習してみてください