ガット

ソフトテニスのガットはゆるい方がいい?ボールを掴む感覚で打ち込む人におすすめな理由を後衛目線で解説

この記事でわかること

・ゆるいガットの使用感

・メリットとデメリット

・どんな人が向いているの?

あなたは、最近のソフトテニス界の一部では、ガットをゆるく張ることが流行っているのをご存知でしょうか?

 

日本初のプロのソフトテニス選手である、船水颯人選手もガットをゆるく張っているとのことで、少し前に話題になっていましたよね

 

実は硬式テニスの方でも、ガットをゆるく張ることが少し前から流行っているとか言われています

きつね
きつね
この記事では、最近トレンドになりつつある、ゆるいガットについて紹介していきますね

ゆるいガットはだれにでもおすすめできる?

ひつじ
ひつじ
じゃあぼくもガットをゆるく張るようにしてみようかなー

きつね
きつね
うーん、それはひつじくんがどんなタイプのプレイヤーなのか?によっておすすめできるかどうか変わってくるかな・・・

 

 

これからは、ゆるいガットをおすすめしたい人について紹介していきますので、あなた自身がどのようなタイプの選手なのかを改めて考えながら読んでみてください!

結論

まず結論としては、

球持ちがよく、ボールを掴むようなイメージで打つ人

にはとてもおすすめです

 

ただ、この一言だけだと、わかりづらいと思いますので、これからもう少し深掘りしていきますね

ボールを掴むような感覚とは?

一部ではよく言われている「ボールを掴むような感覚」ですが、

正直この表現ってわかりづらいですよね、、、

 

「ボールを掴むような感覚」をもう少し詳しく表現してみると

打ったときの振動が手のひらにしっかりと伝わってきて

ラケットの面に乗っているボールを押し出すようなイメージ

となるのではないでしょうか?

ひつじ
ひつじ
掴んで打つっていう表現はたまに聞くけど、難しくてよくわからないなぁ

きつね
きつね
感覚はひとそれぞれちがうから自分に合ったテンションでガットを張るのが一番だよね

理由

なぜ球持ち重視の人向きなのか?

では、なぜボールの球持ちを重視する人におすすめなのでしょうか?

それは

スイングスピードを第一に考えていないから

です

 

このタイプの人は、ラケットを速くスイングすることよりも、どんな感触でボールを打ったのか?を重視していることが多いです

 

そのため、スイングスピードが遅くても球威が出せるようなテンションに落ち着いていきます

メリットとデメリット

これまでは、プレイヤーの主観的に感じる感覚について詳しく話しましたが、

ここからは、客観的なメリットとデメリットについてお話ししていきます

メリット

軽いスイングでボールを打ち込むことができる

あなたがこれまでよりも、軽いスイングで今と同じ威力のボールを打つことができるようになれば、

ボールを打った後の動きもすばやく行うことができると思いませんか?

 

ソフトテニスでは、ゆとりをもってボールを打つことができるかどうかというのは、試合を有利に動かすきっかけとして非常に重要なポイントになってきます

ボールのスピードが上がる

ガットのテンションを下げたばかりのときは、なかなか難しいかもしれませんが、

ゆるいテンションのガットに慣れてくると、強打してもしっかりとコート内に収めることができるようになってきます

 

そのときに徐々に、自身の球威が上がっている実感が持ててくるはずです

 

もし、あなたが球持ちを重視するタイプであれば、ボールが収まらないという理由だけで、ローテンションのガットを試してみないのは非常にもったいないです

デメリット

打球のコントロールが難しい

これはガットのテンションに慣れない時期にとくに感じることだと思います

 

これまでよりもボールが飛びすぎてしまうため、必要以上に軽くスイングしてしまったりしてしまうことが原因だと考えられます

 

もし、どうしても慣れない場合は、無理せずに少しだけテンションを上げてみるなど、少しずつ調整して自分に合うテンションを1ポンド単位で探してみましょう

どんな人が向いているの?

向いている人

ボールを掴むイメージで打っている人

ボールをグーーっと掴んで、押し込むようなイメージで打っている人には本当におすすめしたいです

 

むしろ、このイメージでボールを打っている人は、ガットのテンションが高いとあまり気持ちよく打てないのではないでしょうか?

向いてない人

ボールをひっぱたくようなイメージで打っている人

このようなイメージでボールを打っている人は、この記事で散々言っている

「ボールを掴むイメージ」

という感覚があまりよくわからないのではなかったでしょうか、、、、

 

このようなタイプの選手は、フラットショットが得意な選手が多く、

直線的で鋭い打球を打つことができる特徴があるため、むしろガットのテンションがある程度高い方がいいでしょう

ひつじ
ひつじ
その選手の強みに合わせることポイントなんだね!

ゆるく張りたい人はどれくらいのテンションで張ればいいの?

しっかりと実感したい人は、5ポンド下げることをおすすめします

 

5年くらい前までは、30ポンドというのが基準として考えられることが多かったのですが、

最近では、その基準も忘れられつつありますよね、、、

 

人によって、ガットのテンションが様々になりつつある時代なので、テンションの数字よりも、

自分が打ちやすいと感じる固さを探していってみてください

 

そのために、がっつりと打感を変えたい人は、5ポンド単位での調整をおすすめします

おすすめのガット

では、ローテンションで張りたい人におすすめのガットはどんな種類なのでしょうか?

 

いろいろと試してみたい人もいるかもしれませんが、ガットの種類もたくさんあるので、どうしても迷ってしまいますよね・・・

 

とはいっても、ガットには大きく3種類の構造に分けられるのですが、

そのうちの、マルチフィラメント系の構造が今回はおすすめなので紹介していきますね!

マルチフィラメント系

この系統のガットの特徴として、

ソフトな打球感と、耐久性は劣るがホールド感がつよい

というものがあります

 

フィラメントと呼ばれる細い糸を無数に束ねた構造をしており、

インパクト時のガットの形状変化が大きく、強いホールド感につながるらしいです

 

今回はその中でもおすすめしたい2種類のガットを紹介していきます!

S-TRACE

まず1つ目は、ヨネックスの「S-TRACE」です

 

このガットは個人的にも非常におすすめしたいガットなのですが、

公式のキャッチコピーが「掴んで打ち抜く」となっており、

まさにこの記事で紹介した「ボールを掴むイメージで打ち込む」タイプの人に向けて、公式が開発したようなガットとなっています

CYBER NATURAL BLAST

2つ目もヨネックスからで、「CYBER NATURAL BLAST(サイバーナチュラル ブラスト)」です

 

このガットは、一つ前に紹介した「S-TRACE」と同時期に発売されたガットとなります。

「S-TRACE」よりも、球持ち感は若干劣るのですが、ボールは「S-TRACE」よりも飛ぶ印象がありました

 

より、ボールを掴むイメージで打ち人であれば、すこし物足りない打感になるかもしれませんね

ただ、このガットもボールを掴む感覚はしっかりと伝わってくるタイプであることは間違いありませんので、

こればかりは、実際に使ってみたときの好みになってしまいますね・・・

まとめ

ガットをゆるく張ることについて紹介してみました

 

最近はローテンションのガットがトレンドになりつつあるみたいですね

 

硬式テニスでもこの流れは少しあるみたいなので、ラケットの性能自体が、軟式も硬式も上がってきている証拠なのかもしれませんね

 

これを機に、あなたも一度ためしてみてはどうでしょうか?